スピンオフ【ネズミー裏稼業:ハウジングネタ】
おはようございます
本日わたしの出番はお休みです
代わりと言ってはなんですが
ここによく出てくる
ネズミさんの一日を
一緒に覗いてみましょう
とあるネズミの1日
彼の1日は、日が暮れだした頃に始まる。
そう彼は夜行性
昼の顔はTWブロの独裁者
しかし何を隠そう
夜になると現れる裏の顔
その実態は
≪闇の必殺仕事人≫なのだ。
今日もまた独り獲物を見つけ
先日我が家に押し入った
賊のアジトを突き止め
単身乗り込むのであった・・・
『やっと突き止めたぞ・・・』
彼はそう言い放ち
やっとの思いでたどり着いたこの辺境の地に降り立った
なぜか入り口のど真ん中に置いてあった畑
作物が咲き誇っているではないか・・・
『美味そうなトマトやで。』
彼はそう言うとおもむろに
トマトを食いだしたのである。
むしゃむしゃ
『あぁ、うめぇ・・・』
『色んな人が水や肥料あげてたに違いねぇ』
『ちょっと羨ましいから唾吐いとくか・・・ぺっぺ』
彼は作物のほとんどを
あえて手を付けずに
唾を吐いてマーキングしたのであった。
きっと誰にも知られる事なく売られて行くのだろう
多少お腹も膨れた彼はいったん休憩に入るのである。
『しかし何だこのスライムチャイムの数は・・・』
『まぶしすぎるぜ・・・』
庭に等間隔で置かれたスライムチャイムに
この家の住人の繊細さがうかがえる
きっとガラスの心を持つに違いない。
しかし同情している場合ではない
彼は立ち上がり
家の中にいるであろう住人を
呼び出すのであった
ドカッ!!!
『おらおら!開けやがれ!!!』
いきなりトップギアだ。
これが彼のスタイルである
普通、仕事人は影に潜み
闇の中で暗殺するものである
しかし彼の場合は違う
ストレートこそが生きがいなのである。
そして建物の中から
人の気配がしないことに気付いた彼は
鍵が開いていることをいいことに
まんまと不法侵入に成功するのであった
『くっ、本人かと思ったらマネキンか・・・』
どうやら住人は変わり身の術を使うようだ。
『もちを焼いている途中で裏から逃げたのか・・・?』
半端に焼けたモチを見て推測するのもつかの間
彼はさっさと諦めるのであった。
『今日のところは帰るか』
そう言い残して外に出たところで彼は罠にハマった。
こんな屈辱があるであろうか
外に出た瞬間
かかしと同化してしまうのである。
『美味しいトマトが出来ました~♪』
彼は罠にハマり錯乱しだした。
しかし2時間の激闘の末
やっとの思いで抜け出した彼は
逆に恐怖を植え付けられ
その場を後にするのであった・・・
『また必ずリベンジしに来るからな・・・』
彼は下限の月にそう誓うのであった。
果たして報われる日は来るのであろうか。
TO BE CONTINUED・・・?